
Windows Vistaには、Bitlockerという機能がありシステムパーティションを暗号化することができました。この機能により、PCを紛失したり、ハードディスクが抜き取られた場合も保存データのセキュリティが保たれるというものでした。
Windows 7では、BitLockerの機能がリムーバブルメディアに設定することができるようになりました。この機能を使用すれば、暗号化機能がないUSBメモリーも暗号化を行うことができます。
簡単に手順を確認してみましょう。
今回は、Windows 7 RC(製品候補版)を使用していますので、製品版では仕様が変更される場合があります。
■USBメモリへBitLockerの設定
[コンピュータ]を開き、USBメモリーを右クリックします。
ショートカットメニューに[BitLockerをオンにする]が出てきますので、こちらをクリックします。

下図のような画面が出て、BitLockerが起動します。
この時点では、USBメモリーのチェックなどを行っているようで、BitLockerが設定されるわけではありません。

BitLockerの準備が整うと、暗号化を解除する方法を選択する画面が出てきます。
パスワードのみで保護、解除する方法と、スマートカード+PINコード(暗証番号)で保護、解除する方法を選択できます。
セキュリティ面を考えるとスマートカードを使用した方がいいのでしょうが、スマートカードは持っていないので簡単に確認できるパスワードを試してみます。

次に、回復キーを確認します。回復キーは、上記で設定したパスワードを忘れたりスマートカードを紛失した場合に暗号化を解除するための最終手段となります。
回復キーは、Windowsが自動的に作成するので保存するなり印刷するなりして安全な場所に保管しておきましょう。

ちなみに、回復キーはテキスト形式で保存されますので、あとからメモ帳などで開いて印刷することもできます。

この画面で、[暗号化の開始]をクリックするとUSBメモリーが暗号化されます。

初めの暗号化には時間がかかります。8GBのUSBメモリー(データなし)で20分程度かかりました。


無事に暗号化が設定されるとUSBドライブのアイコンが南京錠のアイコンに変わります。

■BitLockerが設定されたUSBメモリの使用
○Windows 7の場合
USBメモリへのBitLockerの設定が終わればそのままデータを読み書きすることができます。
取り外す場合も通常の手順と変わりはありません。
BitLockerが設定されたUSBメモリーを取り付けると、下図のような画面が出てきます。
設定時のパスワードを入力します。

パスワードが認識されれば、通常のフォルダウィンドウが開きBit Lockerを意識することなく読み書きができるようになります。
○Windows XP、Windows Vistaの場合
Windows XPやWindows VistaにBitLocker to Goが設定されたUSBメモリーを取り付けるとBitLockerドライブとして認識されます。

自動起動が設定されている場合、次のような画面が出てくるのでパスワードを入力します。

パスワードが認識されると、[BitLocker To Go リーダー]ウィンドウが開きます。
ファイルはドラッグアンドドロップでデスクトップなど別の場所にいったんコピーしてから開くようにします。

ちなみファイルをダブルクリックすると、下図のようなダイアログボックスが出ていったん別の場所にコピーするように注意されます。

Windows XP、Windows VistaでのBitLockerが設定されたUSBメモリーは読み取り専用となります。
データを保存することはできません。
ちなみに[BitLocker To Go リーダー]ウィンドウ上にドラッグアンドドロップでデータを保存しようとすると下図のような警告画面が出て保存できないといわれます。

BitLockerが設定されたUSBメモリーを開くと2つのファイルが保存されているのを確認することができます。
実際には、隠しファイルとして複数のファイルが保存されていますが、フォルダオプションが初期設定の場合は見えません。
また、Windows 7ではパスワードを入力しない限りはドライブにアクセスすることもできないのでファイルを確認することはできません。
BitLockerToGo.exeをダブルクリックすると、自動起動のときに出てくるパスワード入力画面が表示されます。
ReadMeのインターネットショートカットファイルは、マイクロソフトのBitLockerヘルプのページにリンクしています(英語)。

■パスワードを忘れた場合
パスワードを忘れたり、スマートカードを紛失してUSBメモリーにアクセスできなくなってしまった場合は、回復キーを使用します。
回復キーを使用する場合は、パスワード入力画面で、[パスワードを忘れた場合]をクリックします。
下図のダイアログボックスで回復キーを入力します。

■まとめ
- Windows 7 Enterprise, Windows 7 Ultimateで利用可能
- Windows 7において、パスワードの認証で簡単に利用可能
- Windows XP、 Windows Vistaでは読み取り専用で利用可能
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